アパート経営をできる人の条件を教えます

アパート経営は一つの事業です。経営者に求められるのは、一般の会社や店舗の経営者にものめられるものと、あまり変わりはありません。経営の基本は収支計算です。複式簿記により収益を計算し、損失が出ないように事業を行うことが経営者に求められます。アパートの経営者は、大屋としての役割を担うことも考えられます。大家は厳しく家賃の取立てをおこなう厳格さが求められ、また、賃借人に愛される存在である必要もあります。大規模改修などの長期的に発生する費用も考慮し、災害時のための保険にも入っておくことが求められます。苦労の多い代わりに安定した収入も得られます。定年退職後の収入の補完としてアパート経営は有効です。ビジネスモデルは決まっているので、一度経営を安定させると、その後の収入は約束されます。

収入と支出の把握により始まる収支管理

アパート経営では、初めに立てる事業計画が重要な意味を持ちます。支出では土地の取得費用と建築費の割合が大きく、銀行からの借入金や返済利息、返済期間は経営に大きく影響します。立地場所の賃貸需要を把握することも大切で、立地が悪いと経営は成り立ちません。入居率の想定は無理のない範囲に留める必要があります。需要がある住室のタイプも把握する必要があります。アパートを建築する場合はどこに依頼するのかも建物の品質に影響します。大手に依頼した場合は工務店に依頼した場合よりも建築費が多くかかります。契約する不動会社も決めなければなりません。これらのことを全てやり遂げて初めて経営者となることができます。収支計算は希望的な観測ではなく、実際の収支に近いものでなければなりません。的確な収支計算は事業の成否を左右します。

経営判断としての入居者負担の低減

アパートを経営する業態には特別なやり方があります。収入に対するリスクとして、家賃の滞納があります。家賃の滞納が発生した場合の対処方法は、事前に決めておく必要があります。賃貸には様々な法的規制がかかります。法律の知識はアパートを経営する上で必要になることです。最低でも民法や借地借家法の知識は十分に持つ必要があります。安定した入居者の確保は、他の賃貸物件との競争になります。借手にとって、初期費用が高いことは物件を敬遠する要因となります。敷金や礼金の設定は十分すぎるほどの注意が必要です。入居者が退去時の原状回復はトラブルの原因となります。国土交通省から示された指針により、公平な原状回復の請求が求められます。退去時にどのような義務が発生するかは、入居者が入居を決める時点で合意しておく必要があります。